便に粘液がつく原因は?心配な場合と見分け方

便に粘液がつく原因は?心配な場合と見分け方

便に粘液がつくとは、ゼリーのようなものが便と一緒に出たり、便の表面についていたりすることです。見ると不安になるかもしれませんが、粘液があるからといって、すぐに危険なサインというわけではありません。腸は粘膜をうるおし、便の通りをよくするために常に粘液をつくっているので、少量なら正常です。注意したいのは、最近になって出てきた、増え続けている、頻繁になった、ほかの症状と一緒に出ている、といった場合です。

少量の粘液が正常な理由

腸の粘膜は、体を守るための薄い粘液の層をつくっています。この層が便の通りをなめらかにし、腸の壁を酸や細菌、摩擦から守っています。そのため、透明や白っぽいごく少量の粘液は、気づかないうちに出ていることもあります。

ほかはふつうの便で、ほかに症状もなく、ときどき少し粘液が見える程度なら、たいてい何かの異常を示すものではありません。腸が自分を守るという役目を果たしているだけです。

日常でよくある原因

ありふれた状況でも、粘液が目立ちやすくなることがあります。

  • 便秘と脱水。どちらも便を濃縮させるため、ふだんは便に混ざって目立たない粘液が見えやすくなります。いきみや硬い便が腸の下のほうを刺激して、一時的に粘液が増えることもあります。
  • ゆるい便や下痢。便が速く通り抜けると腸の粘膜が刺激され、粘液が見えることがあります。
  • 短期間の胃腸炎や、体に合わない食べ物。数日間粘液が増えたり便の見た目が変わったりして、そのあと落ち着くことがあります。
  • 痔や小さな切れ痔。粘液が増えることがあり、ときには便の表面に鮮やかな赤い血の筋がつきます。

こうした場合、粘液はたまに出る程度で、きっかけがなくなれば消えていくことが多いものです。便秘に関連した粘液なら、こまめな水分補給、食物繊維を増やすこと、無理のない生活習慣で自然によくなることがよくあります。

便秘のときの粘液と下痢のときの粘液

粘液のまわりの便からも多くのことがわかります。とても硬い便にだけ粘液がつくなら、便秘がパターンの一部になっているのかもしれません。水のような下痢、急な便意、発熱と一緒に出るなら、それは別のパターンで、特に数日たっても落ち着かない場合は、詳しく診てもらう必要が高くなります。

便の粘液が心配なとき

粘液は、最近になって出てきた、頻繁に出る、増えている、なかなか消えない、といった場合に意味が大きくなります。

粘液が続く、または量が多い場合は、クローン病や潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患と関係していることがあり、特に下痢、急な便意、けいれんするような腹痛、血を伴うときはその可能性があります。過敏性腸症候群(IBS)でも、症状が強まる時期を中心に目に見える粘液が出ることがあり、便秘と下痢をくり返すパターンや、排便すると楽になるお腹の不快感を伴います。長引く腸の感染症や炎症でも粘液が出ることがあります。

見た目だけでこれらを見分けることはできず、アプリの記録で診断することもできません。医師の助けになるのはパターンです。粘液がどれくらいの頻度で出るか、増えているか、ブリストルスケールで便がどんな形か、ほかにどんな症状を伴っているか、といったことです。

心配な粘液の色

透明や白っぽい粘液はよく見られるもので、たいていは心配いりません。血や膿、黄緑色の分泌物が混じった粘液はより心配で、特にくり返す場合は診てもらいましょう。血が見えたときは、便の表面に鮮やかな色でついていたのか、便に混ざっていたのかもメモしておきましょう。

自宅で記録したいこと

粘液が出ても、ほかに体調の変化がないなら、そのときの状況をメモしておきましょう。便の形をブリストルスケールで、硬いタイプ1から水様のタイプ7まで記録します。さらに便の色、粘液、血、急な便意、痛み、お腹の張り、食べ物、お酒、カフェイン、水分量も記録します。脱水や便秘の状態ではなかったか、も振り返ってみましょう。そのうえで、ふだんどおりの水分と食事のもとで、粘液が一度きりなのか、くり返すパターンなのかを見ていきます。

1回のトイレだけで深読みしすぎないようにし、極端な対策も避けましょう。適度な食物繊維と水分は理にかなっていますが、増えていく粘液や血の混じった粘液は、いつまでも自分で試し続けるより、医師に診てもらうべきです。1回の記憶より、数日から数週間のパターンのほうが役に立ちます。

医師に相談すべき注意サイン

様子を見るのではなく、早めに対応したほうがよいサインもあります。粘液に血や膿が混じる、黒い便、続く下痢や悪化する下痢、脱水、発熱、意図しない体重減少、強い腹痛、2週間ほど以上続く排便習慣の変化がある場合は、医師に相談するか、すぐに受診してください。はっきりした理由がないのに粘液が出続ける場合も相談しましょう。

黒い便やタール状の便、大量の出血、ひどく具合が悪いときは、すぐに受診する理由になります。これらのパターンで診断が確定するわけではありませんが、自宅で推測するのではなく、専門家が評価すべきものです。医師は病歴や診察、必要に応じて便の検査や内視鏡を使い、粘液が軽い原因によるものか、炎症によるものか、治療が必要なものかを判断します。

この記事は一般的な健康情報であり、医学的な助言ではありません。

bellySignalでできること

便の粘液は、パターンで見るべき問題です。bellySignalでは、毎回の便をブリストルスケールの1〜7で記録し、便の色や血・粘液の有無を、症状のきっかけになりうる食べ物やメモとあわせて残せます。尿の色による水分状態(1〜8の段階)や水分量も記録できるので、脱水や便秘と、目にしたものとを結びつけやすくなります。

水分をしっかりとったら粘液が消えたのなら、それも役立つ情報です。増え続けるなら、トイレのたびのばらばらな記憶ではなく、わかりやすいタイムラインを医師に見せることができます。

日記は端末に保存され、アカウントなしで記録を始められます。ログイン、健康プラットフォームとの連携、書き出しは任意で利用できます。便のタイプ、症状、手入力した体重など一部の健康データは、初期設定で有効になっているPostHogにも送信されます。設定の分析スイッチで制御できるのはPostHogだけです。Firebase Analyticsはこれらの健康データを含まない利用イベントを受け取り、有効なままです。プライバシーポリシー。

よくある質問

便に少し粘液がつくのは正常ですか?
はい。腸の粘膜は、腸を守りうるおすための薄い粘液の層を常につくっているので、何も問題がなくても、ときどき少量が見えることがあります。大切なのは、そのパターンとほかの症状です。
どんな色の粘液が心配ですか?
透明や白っぽい粘液はよく見られるものです。血や膿、黄緑色の分泌物が混じった粘液はより心配で、特にくり返す場合は診てもらいましょう。
便の粘液はどんなときに心配すべきですか?
粘液が増えている、はっきりした理由がないのにくり返す、あるいは血、黒い便、続く下痢、発熱、強い痛み、脱水、意図しない体重減少、排便パターンの変化が続くといったことを伴う場合は、医師に相談してください。

出典

bellySignalは一般的な健康情報を提供するもので、医療専門家による助言や診断に代わるものではありません。